FREEDOMが好きだ!
去年末辺りに見たいと思っていたアニメ作品「FREEDOM」を見ることができました。
あの、日清カップヌードルのCMに宇多田ヒカルの唄と共に流れたアニメを作品化したもので、大友克洋さんがキャラクターデザインした、あれですよ、といってももう大分経ちますが。
いやあ、観て良かったです。
物語は、汚染されて人類は誰も住んでいないとされている地球から月に移住して、そこの都市「エデン」で上からのコントロールの下暮らしている主人公タケル始め少年達が、偶然地球から打ち上げられてきた「便り」に地球にも人がいること、送り主が少女であることにタケルが興味を持ち始めたことから、やがて地球への旅立ち、少女との出会い、そして少年達の友情も交えて、やがて地球と月との交流が始まるというストーリー。
それぞれの星が、向こうには誰もいないと思いこんでいたけど、そうではないことに気付き、お互いの星を行き来することへの夢を持ち始めるのですが、最初は誰も相手にしなかったりするのに、タケルの「おまえって、ホント、バカだよなぁ、、、(ビス)」と言われつつも自分の思ったことに可能性を賭けて実現させていく様が爽快です。
現実には、そう上手くはいかないことも多いんだけどね。
タケルと出会う地球の少女、アオも父親が果たせなかった地球へ旅立つ夢をタケルと共に実現させるのだけれど、地球行きを事故で果たせず亡くなったアオのお父さんのセリフがね、またいいのですね。
「人はいつしか、あるかも知れないものを、無い、と思いこむようになってしまった。諦めることに慣れてしまった(だったかな、違うかも知れないが)」
このところ、その諦めモードの中に知らず知らず組み込まれそうになっていた私に、これは刺さったセリフですね。
若い頃はある意味恐れを知らないし、可能性の方に賭けるのですが、年齢が行くとね、、失敗とか痛みも知るし、自分の不得手も分かってしまうので、どうしても用心の方が先立ってしまうのですね。チャレンジをしたがらなくなるのだね。
最後タケルの行動は、やがて管理化されたエデンの世界もどうやら変えていくようです。
タケルのような「バカさ」も必要かな。余り無謀なのもいけませんが。
借りたDVDのストーリーの中に随所に「カップヌードル」が出てくる(笑)。あまりしょっちゅう食べるのは良くないですが、時に無性に食べたくなるカップヌードル。容器もかつてのスチロールから紙に変わったのは、環境的にも良いことだ。
このタイトルのように、FREEDOMでありたい。今年度はそのFREEDOMに向けて動いていくのかも知れない。私は誰の思惑にも縛られたくないし、奴隷でもないのだから。
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