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2019年6月

観察とは、常に出会いである!!(ご近所の自然観察)

6月13日のご近所めぐりの様子です。この日は晴でした。

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ご近所めぐりに出ようと玄関開けたら、屋根の上にハクセキレイが「行ってらっしゃい」と(そんなわけない;)。こんな風に春~初夏に普通に見かけるようにこの頃はなってきました・・・。20年前は余り見かけなかったのですが、この頃から既にハクセキレイは冬鳥のはずだけど各地で愛知でも営巣するようになったとの声を聴いてはいました・・・。今や1年中日本にいる「留鳥」です。

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M池にはコフキトンボ。去年は数少なくて気がかりでした。

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親のカイツブリのそばで子どもが1羽。先週の子ども達の内1羽なのか、それとも別の家族なのかな?

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ネジバナも出ました。去年はこの花も少なかったんですよね・・・。

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サルトリイバラの葉っぱ。確かに葉の根元はハート型の心形。誰かが食べた痕が。

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裏側を見たら、、あらら、こんにちは!!ミノムシ(オオミノガかな?)がいたのでした。こんな出会いは嬉しいね!

そう、自然観察は、常に出会いである!!毎回同じ日というのは実は無いのだといつも実感しています。

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うう~~ん、サルトリイバラだよね。微妙です。

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こちらは5月18日に海上の森で見たサルマメ。葉の根元はくさび形。やはり上のはサルトリイバラだね。

 

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アレチハナガサに来ていたのはウラナミシジミ。

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車に轢かれたか何かで、既に息絶えたアオダイショウかな?

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矢印の先にあるものは・・・。

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こんな所までは拾いには行けない・・・。なんでこんな所に捨てるんだろう、というか、ポイ捨ては本当に止めてほしい。

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S池フェンスすぐそばで、最初は丸まっていたカワウ。近づいたら起き出したのか、顔を見せました。どことなくまだ寝ぼけ顔だね。あまり警戒がない君もまだ子どもかな?

同じコースであっても、そこには常に新しい出会いがあったりします。単に違う生きものとかのみならず、普段の生きものの意外な姿とかもあったりして、そこが楽しい。長く見ていることで気になる事象も出てきていて、嬉しい出会いばかりでもないけれど。

でも自然観察の真髄であるとも思うのです。「飽きる」と思うのは、きっとまだその真髄に触れていないからなのだとも言えると思うのです。

オオシオカラトンボもこの日は出始めていました。

 

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6月9日豊橋公園定例観察会

今年の定例は、お天気とにらめっこな感じです・・・。

6月9日、天気は最初曇り、途中から雨になりましたが、そんな中でも10数人ほどの参加者が見えた豊橋公園定例観察会でした。

この日のテーマは、

久しぶりに沖野の田んぼへ生きもの観察!!

です。3年ぶりの沖野の田んぼに住む生きものを観察です。

集合地の豊橋美術博物館横で、梅雨入りのこの時期まずお目にかかる生きものから観察スタート。

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イセノナミマイマイ。大型のカタツムリ。こうして見るとお腹の様子が良くわかる。

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そしてこの時期咲く花と言えば、モクレンの仲間のタイサンボクです。園芸種ですが、良い香りがする。この時期の花はまだ開いて間もない雄性期。

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別の場所では、雄しべが萎れて、雌しべが活動中の雌性期の花がありました。(画像は3日前の下見の時のもの。当日はもう少し盛りが過ぎていた感じでした。)

このタイサンボクの香りを参加者の皆さんに楽しんでいただきましたが、中には「香りが分からない」という声も。実は人の嗅覚は個人差があるのではないかな、と思っています。良く春先のニオイタチツボスミレの香りを銘々で嗅いで、臭うか、臭わないか、と話題になりますが、良く匂いが分かるという方もいれば、私などは全く臭わないなど、色々なんですよ。他の花でも香りの強弱が人それぞれだったりします。

アロマの香りなども体長によって、好みの香りが違ってくることがあるのを最近知った私です。

ドクダミの匂いは、、みな、分かるみたいだね;

豊川沿いには今年は無事、オオヨシキリが来ていて、「ギョ、ギョギョシ・・・」の鳴き声が聞こえていました。

そうこうしながら、沖野の田んぼに到着。今回観察準備お願いして、事前に待っていたHさん、待たせてしまい済みません;;

いよいよ、4班に分かれ、田んぼの生きもの探し開始!下見で生きものがいるのか心配したのですが、、、、結果は・・・。

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大きなヒル!!実はこれはウマビルと言って、人の血は吸わないヒル。主にタニシなどを襲って、その体液を吸うようです。農薬などがない田んぼに生息。参加者の男の子が手のひらに乗せたりして興味津々でした!

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そんなウマビルのご馳走にもなっているのかな・・・。ここでもすっかり猛威をふるう外来のタニシ、スクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)。ピンクの物はこれの卵塊!稲を食害することでも知られています。

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こちらは在来のマルタニシだと思います(画像は下見の時のもの)。

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カブトエビが今回もいました!!

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オタマジャクシに見えますが、実はナマズの稚魚です。ナマズは沖野の田んぼに水が入る頃、産卵にやって来て、そこで子どもが育つのです。エビはミナミヌマエビらしい(はっきりとしたことは分からないそうです)。

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今回心配だったのは、ホウネンエビが少ないことでした。画像は下見の時のもの。観察場所からやや離れた場所で生息を確認でした。こちらも朝観察会開始よりも前にHさんが見つけて採取しておいて下さっていました。

他にも沢山のカイエビ、そしてフナの仲間など、魚も見つかり、思ったよりも沢山の生きものが見つかりました。

戻りのコースでは、この時期の恒例、マグワの熟した実をみんなで食べたりしました。ハラグロオオテントウも発見。この大型テントウムシは、クワに付くクワジラミを食べるのだそうです。ということは近所にもいるかなぁ?

終盤は雨となりましたが、それでもひどい降りにはならなくて良かったです。

今回もご参加の皆さん、協力いただいたHさん始め会員の皆さん、ありがとうございました。

おまけ画像。観察会当日は、見られなかったけれど・・・。

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下見の時、カブトエビが少ない、、と気になりながら田んぼを見ていたら、水のあるところに大集合していたカブトエビが!!最初は何かの水草が水になびいているのか、と思いましたが、近づいてビックリでした!!

6月7日に東海地方は梅雨入りとなり、無事まとまった雨が降り出しましたが、その前は雨が少なかったのでその影響もあり、カブトエビは水のあるところに集まったのでしょうか・・・。

*尚、田んぼの観察では、畦を壊すなどの無いよう注意を払い、指導員以外の人は入らないようにしました。また採取した生きものは、基本元の場所に返すことにしました。(飼育したい、というお子さんがいれば少数持ち帰りは可ですが、カブトエビやホウネンエビは限られた命であること、農薬の少ない田んぼという環境があることで生きられると言うことをご理解いただければ、と思います)

7月、8月は定例観察会はお休み、次回は9月からになります!!

*私の観察会担当も、あと4回となりました。

 

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鳥たちの子育てラッシュ(ご近所の自然観察) 続き

この日、近所では、コシアキトンボが出現し始め、またO池でコフキトンボも確認できました。まだギンヤンマやショウジョウトンボは見ていません。

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アカメガシワのつぼみ。この樹もしっかり観察し切れていないので、いずれは極めたい。

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ドクダミ。そろそろ終わり出す頃です。

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20年前には見られなかったのですが、今は沢山出ました。外来種のアレチハナガサ。モンシロチョウが良く吸蜜に来ます。

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コナスビまだ花あり。

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S池(大きい方)そばにあるアラカシの大木。カミキリか、タマムシか、コメツキムシか、、材を幼虫がだいぶ食べたらしい痕があるのが分かりました。

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君は子どもなのだろうか?ハシボソガラス。

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しばしフェンスに出てきて停まっていた君は子どもだね。ホオジロの男の子。後に父親が彼の行った先を多うとして出かけて私に気づいてひっこみました。嘴には餌用の虫が。なので私はその場を離れることに。

鳥の世界では、子育てがまだ続く。巣立って丁度外の世界に触れたばかりの子ども達の面倒を見るのは大変だね~。

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ムクドリたちがパーティを開きたくなる、美味しい実を付けるマグワの樹。この日はこの葉っぱを食べるであろう、カイコの野生種とされるクワゴがいないか探してみましたが、、、いない・・・。豊橋公園沖野などで、また海上の森で、観察会時に観察され話題になる幼虫さんですが、近所でもいればいいのになぁ、、と思ったのでした。果たして?

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鳥たちの子育てラッシュ!(ご近所の自然観察)

6月5日のご近所めぐりの様子です。

不調でも、近所めぐりは続けたい・・・。

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ホトケノザ。結構このくらいまで咲いていて、一旦お休み、秋口に再び咲き出し、春までと言う、花の時期が実は超ロングランだったりします。

画像で近所の生き物記録を残すという観点で、見ていくと、結構植物偏りがある事が分かったので;今後はこの辺意識して撮っていくつもりです。

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テイカカズラシャンデリア。しかし元の絡まっている木の枝が折れかけ状態なので、これは本当は管理すべきなのでしょう・・・。

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ヒメジョオンとベニシジミ。

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U川でもノアザミに見られましたが、N池土手ではメドハギに見られた帯下現象・・・。一因にはウイルスもあるらしいけど気になります。

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モンキチョウです。

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まだテイカさんは花盛りでした。

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今年もN池にはカイツブリの子ども達が見られるようになりました。毎年繁殖が見られます。嬉しいことだ。ちびちゃんたちで行動しているけれど、親離れしたのかな?

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ヤブニッケイに花の時期。タブノキ→クスノキ→ヤブニッケイ、の順番に咲きますね(クスノキ科の仲間の中では)。

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コナラ

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今年はビワの実が豊作に。散歩途中で見るのは、元々は栽培種の種がカラスか何かに運ばれて、野生化したものですね。

我が家の庭には甥が食べたビワの実からの種から、見事な樹が育ち、今年も美味しい実がなりました。

続きます。

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6月は余り他へ行けなかったですね・・・。

5月に引き続き、6月も調子が今ひとつな状態が続きました。

毎年この時期と、秋の9月~10月辺りは決まって調子が悪いのですが、今年はそれに負荷が加わり、ちょっと良くなかったです。

とはいえ、今月は田原の蔵王山2回と葦毛湿原は行けました。・・・・・でも、お昼からと言うパターンでしたが;

6月4日、お昼からの田原蔵王山行きについて。

この日は本当は午前中はヨガとジムの日ですが、体調と、心理的にぼ~っとしていたい事もあり、お休みにしてしまいました。「何時までに間に合うようにあれこれしないと行けない」というのを時には無しにしたかった。

蔵王山は行こうかな、と思うもお昼は近場のカフェで食べた後に出かけることとなりました・・・。

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ハンカイソウが咲いていました。

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そこにやって来たのは、カラスアゲハ。黒色にグリーンの色が映える綺麗な蝶です。ハンカイソウはれっきとした在来植物で、外来種ではないですよ~~~。

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種までは同定できませんが、タツナミソウの仲間。

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イボタノキかな。

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テイカカズラ

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ヤマボウシの樹ですが、今年は花が付かなかったみたいですね。

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調べたら、オオヒラタシデムシという甲虫でした。死んだ動物や虫などを食べる虫。

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この日頂上の展望台のカフェはお休みでした。

オオシマザクラのサクランボを食べたり、ホトトギスの声を聴いたり、なかなか姿を現さないキビタキの鳴く声の方を粘って探してみたりしました。でも相手はこちらからは見えない位置で鳴きながら様子を見ているんだよね;この日はサンコウチョウの声が聞こえず。今年は来なかったのかな?と気になりました(でもその後来ていたことが分かる)。

降りた後は近くの喫茶店で休憩後、家に帰ったのでした。

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オオヨシキリとクララ(ご近所の自然観察)

6月3日の出来事です。

毎週1回廻る調整池では、どうやら今年はオオヨシキリが来ていないようです。

では、U川はどうなのだろう?

以前は、車で川の土手を走りながら確認でしたが、そのうち「軽作業車いがいは通過禁止」といった看板が立つようになり、違反して何かあってもいけないので、反対側土手入り口で車を停めて歩いて観察やカモのカウントとなっています。

この日、U川では無事、今年2羽ほどのオオヨシキリの囀りを聴くことが出来ました。良かった!

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テリハノイバラも見頃。画像を後で確認したら右の花に虫が、、もしかして、マダニ!?家に連れてこなくて良かった!!でもマダニは脚が8本のはず、、、画像は6本、ゾウムシですね、とFacebook友人の方が教えてくれました。

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この日はこの植物も目的で。クララです。今年も自生と花を確認。

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コサギがいて。

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ノアザミも咲いていましたが、なんだか形の異なるものが。

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茎が扁平になり花全体も潰れたような形になっています。帯化と呼ぶ奇形だったと思います・・・。放射能汚染地ではこの状態が良く見られるそうですが、それ以外でもなるようです。なのでこの花を見た即ち汚染、と証明は場によっては難しいらしいです。ここは震災後、届きはしたけれど微量ですが。

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こんな風に自生するクララ。しかし海岸でもあったようで、西尾で観察会しているMさんの報告にあって驚きです!そう多い植物ではないみたいです。

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私がこの地に来た1997年には見あたらなかったのですが、やがて急速に増えたのが、アレチハナガサという外来種。そして・・・。

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ついに貴方も下流域にまで侵出し始めたのか・・・・・。在来であれば嬉しいですが、こちらは外来種の方のクサフジ、ナヨクサフジです。2016年にこの川の中流域を登って歩く町内のウォーキングに参加協力の折、この植物が猛威をふるっているのをめにしていますが、段々こちらにもやってくるのかな?家人が庭に持ち込んだことがあるのですが、やはり繁茂する力は強くて、引っこ抜いてもしぶとく出てきます。全部を完全には川への斜面もあって無理でしたが、抜けるところは引っこ抜きました。どうか来ないでほしい・・・。

今年もオオヨシキリやクララの確認などが出来、安心すると共に外来種のあり方も気になりました。

この後は小学校のクラブ活動にと向かいました。

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豊橋のセントラルパーク 豊橋公園5~公園内にある巨木・名木の数々 続き

さて、豊橋公園内や市役所に見られる、または見られた、巨木・名木指定木は、

元から自生の可能性があったかもしれない樹(クロマツ)、

または古くに他地域から植栽されたかもしれない樹(ケヤキ)、

そして本来の生息地である外国から渡ってきて、何らかの形で植栽された樹(ラクウショウ、ハナキササゲ)

と由来は多分いろいろだと思います。

それぞれの樹の樹齢を見て、その樹が生まれた(芽生えた)時は、果たして豊橋公園の歴史はどんなだったのかな?

1505年(永正2年) 牧野古白により 吉田城築城

  (この間に、40番のイスノキ、42番、43番のケヤキ、46番、47番のクロマツが誕生!)

1873年(明治6年) 失火により多くの建物が焼失

1885年(明治18年)豊橋に歩兵第十八連隊が出来る(数々の戦争に参加)

  (この間に、44番とされたオガタマノキ、48番のラクウショウが誕生!)

1921年(大正10年)シベリア出兵

1937年(昭和12年)日中戦争

1941年(昭和16年)太平洋戦争始まる

1945年(昭和20年) 6月19日深夜豊橋空襲、8月15日終戦

*太平洋戦争後、三の丸内側は豊橋公園として整備される

1954年(昭和29年)本丸内に鉄櫓が復興された。

  (この辺りに45番アメリカキササゲ(正しくはハナキササゲ)が誕生!)

・・・と、いうことになります!!

豊橋公園って、こうしてみると壮絶な歴史を辿っているのですね~!!!

そして、そんな豊橋公園の歴史、またはそこにはいなくても別の場所で、様々な歴史をこれらの樹木たちが眺めていたかも知れない、と考えるとなんだか感慨深い物があります。なので安全面ではやむを得ない面もあるけれど、ヒトの都合で安々と伐採するなんて事がないようにしたいと思うのは、私だけでしょうか?

 

さて、今年、豊橋市の公園緑地課では、新たな巨木・名木を10本指定する予定で、候補の樹木を募集中だそうです。2019年8月31日までだそうです!

http://www.city.toyohashi.lg.jp/14775.htm

是非、豊橋市民の皆様、これでは?と思う樹を応募してみましょう!!

個人的に公園内でこれが指定されればいいのに、と思うのはこの2本。

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吉田城隅櫓のイスノキからやや離れた場所にあるタブノキの大木。なんて言ったって、この地域の植生を代表する樹であるし、間違いなくこの地生まれの自生木だと思うから。尚、タブノキは、小島町や小松原町にも指定木があります。

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児童遊園にあるカイヅカイブキ。

樹齢は分からないけれど、かなりの年数を経ていることは間違いないでしょうね・・・。観察会下見の時、参加してくれた友人が、「これは巨木に指定されていないの?」と訪ねたくらい、見事な木です。

これ以外にも、指定はされていなくても、豊橋公園は年数を経た数々の巨木が見られる事が魅力の一つであると思います。これは、名古屋市などの都心の公園には無い魅力と言ってもいいでしょう!

名古屋でも、白川公園とか久屋大通公園などの植栽されたケヤキなどは、かなり大きくなりはしましたが、ここまでのスケールには至っていないです。それなのに、久屋大通、リニューアルで改変なんて;;

多分、いわれがあるのだとは思うけれど、豊橋公園や豊橋の他の場所で普通に見られる大木クラスのタブノキがしめ縄で祀られている所を伏見で見ています。この辺は豊橋誇っていいですよ!

・・・しかし、一方でこれからの課題も・・・。多くの生きもの同様、人より長く生きられる樹木達も、いづれは老齢、そしてその生を終えるときが来ます。

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2015年9月13日。

これは豊橋市美術博物館と噴水の間にあったエノキの大木。痛みが激しくなっていて、空洞が出来、キノコが生えるなどして、寿命が近づいていました。樹木医の方々が診にきていましたが、手の施しようがなかった様で、この日(観察会開催日だったと思います)から程なくして伐採となりました・・・。

公園管理のあり方にも関わってくると思いますが、この公園も良く見ている自然観察指導員Tさんのお話しに寄れば、「次世代の若木が見られない」事が課題だそうです。

確かに、折角アカガシやアラカシなどがどんぐりなっても掃除されてしまうし、草刈りで若木なんかも伐られちゃうのかな・・・。

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ブラジルとの友好記念の証として植えられた、イペーの樹。

このように、外国産や園芸の樹を植栽も、咎めはしないけれど、出来るなら豊橋の、東三河南部の植生に根ざした樹の育成もあって欲しいなと思っています。

東京の明治神宮の森は、実は、元々あったのではなくて、長年の自然遷移に任せて森が育つように計画されて植樹され、現在の森になったそうです!!

豊橋公園も、そんな感じで、次世代の実生の若木や、豊橋の近隣地自生の樹を植栽など(自然攪乱や破戒をせずに!)していって、長年の遷移に任せるエリアを設けて今のような「森のような」公園の形を維持して行くという計画の方が、むしろ未来世紀に合っているのではないかな、と思うのだけれど、いかがでしょうか??

*豊橋公園の戦争遺跡のこととか歴史についてもいづれ取り上げます!

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豊橋のセントラルパーク 豊橋公園5~公園内にある巨木・名木の数々

*なるべく正確を心がけていますが、間違い等ありましたら修正したいと思います。

あらゆる自治体で、こういった取り組み行っているかと思いますが、豊橋市では、市内にある巨木や名木とされる樹木を選出、指定しています。

その一覧が載っているのが、この本。

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「とよはしの 巨木・名木 100選 改訂版」

豊橋市都市計画部公園緑地課編集・発行 (2008年)

情報広場などで今も200円で販売しているかな、と思います。

豊橋公園内には、この中の内、8本の指定樹が実はあったのです!更に隣接の市役所にも1本、合わせて9本の名木・巨木をほぼ1箇所で見ることができるということに!

では、現在、これらの巨木・名木はどうなっているでしょうか?画像で紹介です。上手く撮れなかったものもあります;スミマセン;

 

40番(指定されたナンバー):イスノキ 推定年齢300年以上

 

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吉田城鉄櫓と並んで、正にこの公園のシンボルとなっていると言っても過言ではないと思います!

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巨木・名木に指定された樹のそばには、必ずこのような案内板が立っています。

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豊橋市内の各所でも、生け垣などに使われることが多い樹木です。この樹に付いた大きな虫コブの空洞に風が吹き込んでひょう、と言う音を立てた所から「ひょんな事から」と言う言葉が生まれたとか。イベントなどでこの樹の下でくつろぐ人の姿も目にしましたが、現在立ち入り禁止になってしまいました。年によっては春先に赤い紐状の花が咲きます。なんとマンサクと同じ仲間!

 

41番:ケヤキ1 推定年齢100年以上

現在は残念なことに枯死したのか、伐採された模様・・・。2017年の豊橋公園での定例観察会で巨木名木交えたテーマで観察会する際の下見で来てみたところ、それらしい株の伐採跡が見られました・・・。

 

42番:ケヤキ2 推定年齢300年以上

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三の丸会館の近くにあります。

 

43番:ケヤキ3 推定年齢300年以上

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こちらはテニスコート向かいの駐車場そばにあるもの。

 

44番:オガタマノキ 推定年齢100年以上

実はこちらも枯死したか、現在は伐採され存在しません。

毎年観察会で見ている樹は、その隣「島」にある樹です。

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こちらは巨木名木指定ではないですが、昭和の頃に何かの記念で植えられたらしいです。因みに大きくはないけれど、児童遊園にもオガタマノキがあることが判明。

田原市の泉福寺にのみ愛知では自生木があるようです。それより南の地域が本拠地。

 

45番:アメリカキササゲ(ハナキササゲ) 推定年齢60年以上

*実は、正しい名前は「ハナキササゲ」になります。当初判定した人が正しいのはこちらだと気づいたとのこと。次回ガイドブック等改訂の時には名前も訂正されることを願っています。一度間違いの名前が定着してしまうと、周りの人々の意識にも固定化されてしまい、なかなか大変ですけれどもね;多米小学校にあるツクバネガシが、かつてはイチイガシ、とされていたようで、未だ学内でその名前の方が残ってしまっているようです(Hさんより。案内板は訂正されているようです)。分かる人にとっては結構な違いになる;

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5月末~6月上旬に大きな白い花が咲きます。残念なことに花のいい時期を逃してしまい、樹上部に辛うじて残っていた花しか写せませんでした(泣;)

 

46番:クロマツ1 推定何例300年以上

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公園内からではその姿はわかりにくいけれど、路面電車に乗って、豊橋公園に近づいてくる辺りから、その見事な枝振りが姿を現しますよ。

 

47番:クロマツ2 推定年齢300年以上

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こんな画像しか撮れなかった;;ガイドブックでは、こちらも枝振りが見事な姿が映っていますが、現在は樹上部は伐られてしまったのかな?道路の上とか歩道に覆う感じにはなったと思うし、老齢と言うこともあって、枝が落ちることの心配もあったかも知れません・・・。

さて、市役所にいってみますと・・・。

48番:ラクウショウ 推定年齢100年以上

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通称ヌマスギ。丁度市役所玄関に陣取っていますね。

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もし市役所に寄る機会ありましたら一度見てみてください。

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結果、現在、残念なことに2本の巨木が現在は見られなくなってしまっていますが、指定はされていなくても、樹齢を重ねて見事な名木が豊橋公園内にはいくつも見られるんですよね。

次にその紹介や巨木達の年齢と豊橋公園の歴史との照らし合わせ、市の新たな公募のことなどを次回で載せたいと思います。

ということで、続きます。

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ムクドリのクワの実パーティ!(ご近所の自然観察) 続き

この日はムクドリたちが群れ飛んで騒がしい様子がうかがえました。何故って?それは後ほど。

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テリハノイバラが咲き始めました。

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こちらはまだ咲いていたノイバラ。両者の咲く時期は入れ替わる感じです。

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ムクドリたちが騒がしいのはこの実があるから。そう、マグワのみが黒く甘く熟す頃は、ムクドリたちのクワの実パーティ、または宴会が始まるのでした。

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ハゼノキにも花が。

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なんだか今年度も、減反が近所でまた進んだのか、ここも今年はこんな感じ・・・。ただ、最近は5月上旬の時期以外でも、6月過ぎなどに植える場所もあるようで、もう少し様子見てみますか?

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帰宅したら、自宅庭先に家人が投げ捨てたかの種子からほぼ勝手に生えてきたクララの花に、キムネクマバチが吸蜜に来ていました。この花、ハナバチの仲間好きなのかな?以前は、こんな画像も・・・。

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7年前、2012年のやはりこの日に来ていたのは、あの特定外来生物、セイヨウオオマルハナバチでした。時折見かけていたのですが、この時証拠のお尻の白い画像がしっかり撮影できたのでした。

最近は余り見なくなりましたが、トマトの受粉に使われることが無くなったからでしょうか?良い傾向だといいですがね?

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ムクドリのクワの実パーティ!(ご近所の自然観察)

5月30日のご近所めぐりの様子です。

6月の記録を更新する前に、次は豊橋公園の特集記事行きましょう・・・。

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テイカカズラの廻りに、トンボエダシャクが出始めました。今年はそれほど多くはなかったようです。

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自分の撮る記録画像には、振り返ると結構偏りがあるので、今後はもう少し記録を意識して、色んな植物種や虫なども撮っておこうと思っています。野鳥は、、写せる物しか写せないからなぁ・・・。

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ノアザミも本格シーズンとなりました。

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未だ駆除しても次から次に出ては咲き続けるオオキンケイギク。数は駆除しているところは今季少なくなってきていましたが。そんなオオキンケイギクにも吸蜜に来る虫がいる。このチョウは、ヒメアカタテハ。

しかし、オオキンケイギクは特定外来種。吸蜜済んだ後、この花も引っこ抜いて放置しました(持ち帰りは禁止なので)。

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サルトリイバラは逞しい。復活しようとしている。

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この時のザンネン画像。黄色い袋と言うことは、生ゴミを、こんな場所に;収集場所にちゃんと捨てて欲しい;これは、、ちょっとゴミ拾いは出来ませんでした;

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ヒメジャノメ。

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クロガネモチの花。廻りにはハチなど多くの虫が吸蜜にでしょう、集まっていました。廻りからかすかに甘い香りもしてきていましたね。この花からハチミツも採れるらしいですから。実際に買って食べていますし。

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まるで自然のブライダルゲートみたいなテイカカズラ!!

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続きます。

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軽く、、葦毛湿原へ。

5月29日の出来事です。

時々手頃な野山を一緒にお散歩する友人と連絡やりとりしていて、「葦毛湿原余り行っていないので、「軽く」行きたいね」ということで、この日葦毛湿原を覗いてきました。

待ち合わせ場所としてここの駐車場良く指定する割には、一緒に葦毛湿原まで行ったりするのは実に3度目という!

*実はこの3日前に観察会の開催があり、当日参加予定でしたが、不調に付き行けず、担当の方にはお詫び入れていました。

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湿原までの行く道にあった、タツナミソウの仲間。オカタツナミでいいのだろうか?5月上旬に見た物とは違う気がします。

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常緑樹ソヨゴに白い小さな花が咲いていました。

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こんな所に人工のコードがネジ巻きに??

いえいえ、ムベの蔓がこうなったのだと判明!!

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クリックしてみてください。ボケ気味ですが、こうなっていました。

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湿原前に到着。ここのテイカカズラも凄く見事でした。

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葦毛湿原はこのところ湿原の復元作業中で、かなりコナラやイヌツゲを伐採したりして開けているので、久々に来た友人は驚いていました。

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貴方は誰?サナエトンボの仲間だとは分かるけど・・・。

モウセンゴケ2種類についてじっくり見て観察しました。モウセンゴケをじっくり見るのって久しぶりな気がする。そしてトウカイ子モウセンゴケとモウセンゴケの見分け方や生息場所の微妙な違いについても話しましたが、こういうことも実に久しぶりだったと思います。

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ネジキも花が咲いていました。赤い新しい枝も色が褪せてきますね。

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後で家に帰ってトンボの図鑑見て、ヤマサナエになるかな~、と思っていますがどうでしょう?

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貴方はアサヒナカワトンボだろうね、カワトンボは水の綺麗な所に住んでいる、、こう教えてくれたのは、初期の頃に参加した観察会の場で。改めて生きものの名前だけではなく、廻りとの環境との関わり方、自然への接し方などまで伝えてくれたあの頃の観察会は、今思えばとても貴重な場だったと分かります。それに引き替えて、、、、、(自粛します;)。

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帰り道のテイカカズラ、ここも見事~。

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・・・と思ったら、友人からはエゴノキじゃないの?と。よくよく見れば、テイカカズラの花の中に咲き残りのエゴノキの花もあって、友人はそれを見ていたのでした。

この日は名古屋からツアーみたいな形でバスできていた団体さんも見えていました。時折こうしたバスが来ることもあります。

余り友人の方は長時間、長距離歩くのが身体に応えるようなので、今回は丁度良いお散歩だったようです。

その後お店でご飯食べながらお喋りの後、それぞれ帰宅となりました。

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テイカカズラ花盛り!(ご近所の自然観察)

すっかり更新が遅れています;

5月23日の時のご近所めぐりの様子です。

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ノアザミが出始めました。本来の池の土手の植物。オオキンケイギクにやられないようにしないと。

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テイカカズラの花盛りシーズン到来です!イヌマキ生け垣の見事な場所が無くなってしまったので、余り減って欲しくないです。

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この時期でも普通に見かけるようになったハクセキレイの後ろ姿。

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なかなか素早かったので上手く撮影できませんでした。

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これなんだと思います?16年前に描いた通信では、「ひっそりと」路傍にあるとあった、マメグンバイナズナ(外来種)。しかし、いつの間にやら、、今年の今はこんな風に道路脇で大いに茂るようになりました!

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伐られたイヌマキ生け垣で生えてきたサルトリイバラです。

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植木などに絡まれると困ると言うこともあるかも知れませんが、自然に近い林などではどうかそのままにして置いて欲しい光景です。

さて、、

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まだこの時期のメリケントキンソウは普段はこんな感じです。

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この日の前の週に除草剤が蒔かれたであろう場所のメリケントキンソウはこんな感じでした。このあたりは他の植物は余り生えていなかった場所。

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この画像の場所は、頑張ってメリケントキンソウを抜き取り駆除して減らした所!同じような、種子を人の足に着くなどして、運ばせて増える戦法を取るオオバコ(在来種)が出てきていました。貴方ならば全然ここでなら許せる。在来種であるしね。高地や山地ではご遠慮してもらう向きがありますが(駆除される)・・・。

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これは、、、。

お昼にお弁当として食べた後のゴミをそのままここに捨てていくなんて、、ほんっとうに最低!!!

紙布巾は遠慮しましたが、後の物はどうにか持参のゴミ袋に入れて拾うことが出来ました。

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すっかり初夏のS池。しかしオオヨシキリは今年は来ないみたいです;トンボたちもまだこれからかな?シオカラトンボは出ていました。

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5月の海上の森自然観察会 8

Sさんが、「このシロダモの新芽みてごらん」と言うことで、

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新芽、新しい葉っぱを覆っている金色の毛がなんて綺麗なのでしょうか!

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サルトリイバラに似ているけれど、これはサルマメ。葉っぱの根元がくさび形なのが違い。

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ワカバグモが獲物を捕食中!

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ヤマボウシだ。

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まだ花びらみたいな「ほう(葉が変化したもの)」が展開したばかりです。しかし今年はその数が少なそうです。去年が多かったですものね。

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もう、何度も出してゴメンね;

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鳥か虫になってそばに行きたいですね~。愛知県民の森でも至近距離で見たけれどね~。

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あら、ここでもこんな光景が(クモの捕食)。

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コースの終盤で、思わぬ出会い。イボタガの幼虫さん。まるでドレッドヘアみたいな突起!レゲエを歌いそう?正にいたのはイボタノキでした。

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因みに成虫はこんな姿。翅はなかなかに渋くて美しい。これは田原市滝頭公園近くで撮ったもので、もう元気がない姿でした;

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今回の観察会の締めはマイマイガの幼虫さん。今年は各地で画像撮られているようなので、また大発生するのかな?

心配していた調子も、悪くはならず、物見山も登れて、心楽しい観察の日でした。皆さん、生きものを見るのが好き、という気持ちがあるのと、生きものに付いての生息のこととか話題について、心ゆくまで話せるので、そこがいい所ですね。

今回も担当のGさん、Uさん、参加の皆さん、ありがとうございました!

*尾張自然観察会、海上の森定例観察会は、

毎月第3土曜日、10時に海上の森駐車場集合で、14時~15時頃終了予定、お弁当水筒持参です!

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5月の海上の森自然観察会 7

さて、休憩場所の里山サテライトにあるアカメガシワの樹には、こんなものがあって話題に・・・。

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何かの卵の集まりでは、ということです。

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あらら、こんなにも!

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この卵の正体は、オオワタコナカイガラムシの卵だと言うことが判明。スマホでカイガラムシで検索したら画像がヒット。矢印の先にいるのが親ですよ。

卵の割には親の姿がわずか、、「いつまでもいると思うな、(親と、、)」というSさんのジョークに笑いました!その前のNさんのジョークもウケて笑えた!!こんな風に笑えるのって、いいですね!!

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ヒゲナガハナノミらしき雌。検索でもヒゲナガ雌の色合いがそうであったので、多分合っていると思います。Gさんが捕まえた。

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やはり、ヒゲナガハナノミさんだろう、雄の方。前の記事のも雄ですね。

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おなじみのマグワの樹には、なんとクワゴが沢山いた!!

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首を上げているポーズは威嚇している証。

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真っ正面の姿の子も。マグワの葉っぱは結構食べられていました。近所でも見つけられるといいのにな・・・。

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クワゴの繭

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そしてクワの葉にいるクワハムシ。綺麗ですね。

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里の田んぼの奥にあるホオノキ。

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ウツギには、ヒメウラナミジャノメ、下にはクモがハチを捕まえている様子が。

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なんか同じような画像を載せてしまう;先のホオノキ達にも花が咲いているのがわかります、、けど遠いね。

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鳥になって、あの樹の花のそばまで飛んで行けたらいいのにな~、と思います。

続きます。

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5月の海上の森自然観察会 6

もうこの虫の名前は覚えたね。イタドリハムシ。バッジにしたいくらいですね。

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落ちていたジャケツイバラの花はこんな風。マメ科なんだけどね。

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モチツツジ

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サルナシのまだつぼみ。

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アリマグミの花です。黄色いんだね。

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オオオサムシ。翅に四列の鎖状の線が、とGさんが見分けポイントとして言っていました。

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キショウブの株にいる虫について語る。キショウブ自体はあって欲しくないね、と話ながら。

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ドクガの幼虫も。

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こちらは脱皮も。

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ハナノミの仲間、ヒゲナガハナノミになるのかな?

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里山サテライトに到着です。

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ええ~~っ!!!やはり一人で歩くのは注意が要りそうですね。

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もうちょっと続きます;

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5月の海上の森自然観察会 5

登る山道に黄色いものが、、後に出てくるあの花ですね!

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物見山頂上へは無事到着!観察会的にも、私の調子的にも。お弁当も食べることが出来ました。

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コミスジ。身体がメタリックブルーだったなんて。

物見山を降りて、下りのコースにさしかかる頃、イノシシらしき鳴き声がしていました。なんか出会うか出会わないかの感じになってきているので注意が要りますね。一人はやはり行かない方が良いかな・・・。

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ここにもタニウツギ。

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エゴツルクビオトシブミの揺籃。

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シマサシガメだとNさんより。

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ツクバネウツギ

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キンイロジョウカイですね。

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私が折っているのではありません;画像撮れるよう枝を持っている所。ツリバナ。

マユミの仲間4種類の花を見ることが出来ました。

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キブシの実。

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顔が可愛いと評判に。名前は分かりません。

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登りの道から見えた黄色い花、ジャケツイバラ見頃です。

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イタドリにいたのは、ツマキヘリカメムシだったかな?

続きます。

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5月の海上の森自然観察会 4

ここからは、白い花が続くよ!

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去年の今頃は、既に花は終わっていたのでしたが、今年は見れた。

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ハクウンボクの花。花一つはエゴノキとまるで同じ、でも咲き方が違うし、葉っぱもまるで違いますよ!

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既に落ちていた花。

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ヤマヒョウタンボク、まだつぼみでした。

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コアジサイもそろそろ花だ。

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ウツギもここに。

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こちらも。

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コアジサイの薄紫の花。

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そして物見山コースではミズキが続きますよ。

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初期の観察会参加当時は、こんなにあるなんて気付かず、やがて分かった時は嬉しかったですね。

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こちらは花じゃなくて、トンボエダシャクの幼虫ですね。

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キリの大木。20数年の間にすっかり大きくなったと思う。

続きます。

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5月の海上の森自然観察会 3

今回は天気も予想に反して良くなったので、物見山まで行くこととなりました。果たして行けるのか??

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ドクガの幼虫さん達。こちらは毒ありなので触らないように!!

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ここにもいた、クワゴマダラヒトリちゃん。

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ムラサキシジミの幼虫、そして幼虫の出す蜜に寄ってきたアリ。こうしてアリの好む蜜を出して呼ぶことで、外敵からアリに守ってもらうという戦略を取っているようです。

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そのムラサキシジミの幼虫の餌(食草)がアラカシ。

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ヒメヒカゲ

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センチコガネの仲間。死んだふりなのか、本当に死んでしまったのか、不明でした。

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こちらはコマユミの花。

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この子も綺麗ですねぇ、ヒメヤママユの終齢幼虫とのことです。この姿でも充分綺麗だけれど、実は中齢のほうがもっと綺麗だとのこと・・・。

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ニワハンミョウ。

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先のコマユミに似ているけれど、枝を見れば翼がある。ニシキギです。

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これは何のバラになるだろう??

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托葉の形から、普通のノイバラだねということに。

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ケケンポナシの樹に、キンモンガ。そして、、

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をを~、噂をすれば、現れました。ヒメヤママユの中齢幼虫さんが。確かに背中に赤い模様など、終齢よりも綺麗ですね~!!

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イチモンジカメノコハムシでした。邪魔しちゃってゴメンンサイ;

まだまだ続きます。

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5月の海上の森自然観察会 2

ウツギに続き、、

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そうです、海上の森では何と言ってもタニウツギ!!今年も出会えて嬉しい!本来は日本海側に分布の植物です。

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この前愛知県民の森で見たのは、太平洋側分布のヤブウツギ。濃い赤色が印象的な花。

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タニウツギはピンクの花。こんなに綺麗なのに、岐阜県とか東北では家で飾るのは嫌がるのだそうです。飛騨では「ダニ花」と言われるらしい・・・。

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エゴノキ

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名前分からず。キノカワガのような感じもするけれど?

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シオヤトンボがいました。

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カゲロウの脱皮!綺麗に残っています。 

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アサヒナカワトンボ。クリックすれば分かりやすいです。

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イタヤハマキチョッキリについてNさんが説明。葉を折り曲げるのに、絶妙な角度を付けて噛んでいくそうです。

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これは?先のチョッキリと同じかな?

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海上の森でもホオノキに花が咲きました。

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こちらのは見るのは遠くのものになるけれど、やはり花が咲くのは嬉しいですね。愛知県民の森でも、海上の森でもね!いつか飛騨でも花を見たいものです。今年も行けるだろうか、飛騨方面。

続きます。

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5月の海上の森自然観察会 1

今回も沢山になりそうです;;

5月18日に、尾張自然観察会定例の一つである、海上の森自然観察会に参加しました。

先週愛知県民の森でちょっとリタイアしているから、今回無事どこまで参加できるか、当日やや心配でもありました。この日は愛知環状鉄道乗り換えがスムーズに行ったので、早めに着くことが出来ました。

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この幼樹は、フモトミズナラ(モンゴリナラ)ですね!どんぐりから芽生えたんですね!大きくなって欲しい。

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コツクバネウツギが咲くそばで、

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ツクバネウツギも咲いていました。

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ウラジロノキだよね~、と話す。

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タカノツメにも花が。

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クサノオウ。

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このバッタの子どもはなんて名前なのだろう?担当のGさんにも、「分からない」とのことです。

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ムラサキサギゴケの観察になったので、「見分けはこのウサギの耳のような部分(いがりさんの本にある)」と言うことを話そうとしたら、既に別の話題になってしまっていました。

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エゴノキ。

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あ、この前初参加しました、「海上の森野鳥の会」の方による啓発看板ですね。これは上手いです~!また参加しますね!

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実は、この日頂いた資料、帰りにどこかで落としてしまったらしく、肝心な虫の名前などのメモもそこに書いてあったので、痛手です;シロヘリカメムシかな(後で家に帰ってからも調べてみましたが)。

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3月の時よりも大きくなったね、クワゴマダラヒトリちゃん。毒はないのでさわれます。顔も可愛かったりしますよ。

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マユミも花。

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卯の花=ウツギも咲き出しました。県民の森で教えてもらったところに寄ると、積算温度によって開花時期が決まるそうです。大抵は野鳥のホトトギスが渡ってくる頃の花だそうですが、想定外に早く咲くときもあるそうです。

続きます。

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ザンネンな、植樹祭

これこそ正に、「残念な」が付く出来事です。

植樹祭は見直しを。
現天皇陛下、皇后陛下が悪いのではなく、植樹祭の計画を見直すことなく進めている部署に対して。
現会場尾張旭森林公園では、植樹する場所をわざわざ作るために、今まであった木々を伐採してしまい、そこに自然の植生を考えない樹種選定で植樹をする計画です。
色んな人が事前に疑問を呈していますが、聞く耳を持たなかったとのことです。
すっかり裸地になってしまった場所にかつては緑を取り戻す目的があってのことだったと思いますが、現在選定場所が無くなってきたらしいのと、やみくもに植樹すればいいのでも無いので植樹祭そのもののあり方を見直す時期に来ているのですが。
こういった事実も、どうか知っておいて欲しいと思います。

 

*実際件の担当部署宛メールに、同様な意見を送ってみた所、なんと!「植樹祭に選定した場所は管理が必要なため伐採しました」みたいな返事がきました。里山の遷移を止めるための管理作業のためという言い分は、どうかすると何かに無意味な伐採業や開発のための意義付けとして無理ムリくっつけるケースがあるのですが、ここで来たか~!

以前、某所で道路が貫通する計画と宅地造成の話があったとき、それは「里山は管理しないと行けないから手を入れなければならない」などとトンデモな理由付けを行政がしていましたが・・・。むろん、前の記事で触れた「モザイク的な環境」とは全然ほど遠いものですが;

 

・・・陛下、お言葉に「健全な森を」としていましたが、内実について、内心知っていたならどう思っているでしょうね?

尾張旭市の愛知県森林公園、なじみの深い場所で、久しぶりにそこの観察会行ってみようかな、と言う話をしたら、「今いったら(伐採場所見て)がっかりするよ~」との返事がとある観察会で返ってきたのでした。

追記

今朝の新聞、一面に植樹祭礼賛の記事です・・・。またサテライト会場として豊橋などにもイベントが行われ、多くの方の出店があり、その中には自然関係のものもあるのでしょう・・・。天皇をお迎えのための準備を市民間で行った方も見えるようです。

皆、このことの事実を知って欲しい。多分知らない。

天皇批判じゃなくて、このあり方を見直して欲しいですね。検索したら、、大分前から似たようなことが行われているようです。

https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2019/05/13/075531?fbclid=IwAR1xOhUR12R_xkV2YHAgaS91iolRV4-ASF_poOhfKoCkVFLgOAZNswf3KNc

陛下、これは健全な森林づくりじゃないです。循環→悪循環とも言えるね。

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