１１月１１日豊橋公園定例観察会

１１月１１日に、東三河自然観察会主催で、豊橋公園定例観察会を開催しました。

１１月のテーマは、

木の葉っぱ、木の実、いろいろ見つけて楽しみましょう！！

（画像は下見の時のものを含みます。）

お天気も良く、参加者さんの人数も程よく、お子さんの参加もあり、今回も盛りだくさんな観察会日となりました。

ただ、計画当初にテーマに挙げていた木の葉っぱ、例年なら落ち葉などが楽しめそうなのですが、今年は台風２４号接近・通過に伴う潮風で、落葉樹の葉っぱは殆どダメージを受けて枯れてしまったので、木の実がメインとなりました。

まず、最初は、

秋の実のお楽しみ、ムクノキの実を皆で味わいました。

（あ、ここのムクノキの葉っぱは健在だった・・・。）

背の高い会員の方が枝をだくりよせて、手の届く場所の実を食べましたね。

この時期のもう一つの、今度は拾うお楽しみの「どんぐり」

スダジイ、アラカシは安定の豊作で、沢山拾えましたが、アカガシはどんぐり全く「無し」。ツクバネガシは勘の良い子ども達が少しあるのを見つけましたね。

市役所前のシラカシはいつもよりは少なめでした。

やはり子ども達、どんぐり拾いに夢中！

どんぐり、スダジイやマテバシイ、シリブカカシ、イチイガシはそのままでも食べられ、それ以外のどんぐりも、あく抜きをすれば「食べられます」よ。

ムクロジは今年は僅かな実のみ、マメガキはどうも枯れてしまった模様です。

Ｎさんがムクロジのシャボン液を用意され、参加者のお子さんとシャボン玉作りに挑戦でした。

ビワの花が咲き出していて、皆でその香りも確かめました。

川近くに出ました。

アオツヅラフジの紺色の実。中の緑のアンモナイトのような種子も観察。実は、人には毒があるので食べるのはお勧めできません；ご注意。

下見の時から気になっていたのは、このむかご。

ヤマノイモではなくて、栽培種のナガイモが逃げ出したらしいとTさんより説明がありました。

そのナガイモにも「実」があるよ！中には薄い翼状の種子が入っていた。

なんと参加者さんのお子さん兄弟がそのことは知っていて、通っていた保育園で習ったそうです！

そばにはヤドリギも。その手前左にあるのが、ナガイモの実なのです。

いつも参加する４歳のお子さんがフキバッタの仲間を捕まえていました！

今回参加者さんに好評だったのが、

丁度鞘から飛び出し始めた、テイカカズラの大きな綿毛でした。

「鞘の中にテイカカズラの綿毛は何個ある？」のクイズでも、子ども達正解を当てて凄いなぁ！

今回会員のNさんが、持ってきたもの。

風に舞う実の原理を模した、紙のプロペラ。フタバガキを模したそうです。

下の実は、公園にある、やはり宙を舞って移動するイロハモミジの実。

ジョウビタキの雄が、当日もいましたね。皆見ることできたかな？

（画像は下見の時のもの。ぼけています；；）

ハナキササゲの長い鞘、オオイタビの実も割って中身を見てイチジクの仲間であることも観察して、終了となりました。

今回の資料、こんな形にしてみましたよ。

終わり間近に、観察会で見つけた実などが、それぞれどんな工夫をして外に広がり、芽を出して大人になるのかについて、まとめがてら説明しました。後で点線切って右に当てはまる場所に貼ってくれるといいですが。

＊実際に、去年もやったように、大きな画用紙にカテゴリー分けして、実をテープで貼り分けした方がやはり良かったな、と思いました。

大人達も、そして子ども達が生き生きと木の実などの出会いを楽しんでいた観察会でした！観察会やってよかった、と今回も思えた一時でした。

参加された皆様、協力いただいた会員の皆様、ありがとうございました。

次回は１２月！

＊おまけ画像

下見の時。クロマツの雄花。Nさんによれば、「多芽病では」とのこと。

下見の時も、その後も、実は、今後のクラブ活動に使うどんぐりなど実を集めていた私、

下見解散後向かった先は、、

この扇状のものをゲットしにいったのでした。

毛虫みたいなのは雄花が落ちた後。

この落とし主は、、

ヒマラヤスギ。

このような「スギぼっくり」の鱗片がはがれ落ちたのが、先の扇状の物で、これがあるとクラブで使えそうなので、拾えて良かったです！