4月8日豊橋公園定例観察会
4月8日に、今年度2回目の豊橋公園定例観察会が行われました。
お天気は何とか晴でしたが、ついこの間は暑かったくらいだったのに、急にまた寒くなったりして、しまっておいた上着を引っ張り出してきた会員の皆さんの様子もありました。
そんな中でも参加者さんが集まってくださりました!
今回のテーマは、
春の沖野、田んぼの畦を観察しましょう!!
です。(*画像は下見の時のものです)
今回は公園の外に出て、沖野と呼ばれる田んぼが広がる辺りを歩いて観察します。
公園から出たところで広がるタンポポの草原。ここにあるのは大旨トウカイタンポポ(ニホンタンポポ)です。時々、セイヨウタンポポも。両者の違いについて、花茎の長さ、綿毛と花の時との違い、そして在来と外来のタンポポの綿毛の種子の大きさの違いなどを観察しました。
スイバの葉に沢山いたコガタルリハムシの幼虫たち(黒いのがそうです)。成虫は綺麗な瑠璃色になります。
観察会当日は通り過ぎるだけとなってしまった、カラクサナズナ。
ヤドリギを沢山付けたエノキの大木。参加のお子さんが、虫網で実を取ろうと一生懸命でした。その実をつぶしてみて、粘る様子を見せたら、興味津々!「もう一つ取ってくる!!」とお父さんとまた戻って再度1個ゲットして再挑戦でした!
背の高いフユアオイですね・・・。
食用に栽培しているみたいです。
ここの田んぼは昔からあり、しかもあまり農薬も使っていないからか、今ではあまり見られなくなった野の草が見ることができます。
その中で、スズメノテッポウと、よく似たノハラスズメノテッポウ、そしてセトガヤが、3種も混在していて、見分けはコツが要りそうです・・・。
もうすぐ咲きそうなキツネアザミ。
今回のここならではの草に、かつての「ホトケノザ」所謂正真正銘、春の七草に入っている、ホトケノザである、コオニタビラコがあることです。近年減っているそうです。画像には、現在そう呼ばれている今の「ホトケノザ」も存在するので、違いを見てもらいました。
因みに今のホトケノザ(シソ科)は七草には入れられないですので、食べると良くないらしいので、入れないでね;
同じシソ科のカキドオシは薬用などになるそうですが・・・。
アリアケスミレの可憐な花も見ることができました。
アケビの花も見られました。
今回も見るものは沢山あり、盛りだくさんの内容となりました!
集合時に、会員のAさんによる、クスノキの落ち葉の色違いをグラデーションのようにして台紙に貼ったりしたものとか、観察会途中でHさんによる絆創膏でアカメガシワの赤い「色」を写し取って見せた手法などは目から鱗でしたね。
在来のスズメノカタビラと、外来のアオノスズメノカタビラとの違い、在来ハコベと外来のコハコベ、センダンの特徴的な種みたいな核果を切断して、更に中に小さな種子があることなど、
そして、タンポポの茎での増えやNさん持参のトクサを使った笛での演奏会で、観察会の締めくくりとなりました。
参加者の皆様、会員の皆様、今回もありがとうございました。
5月は金色島まで行きますよ!!
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