5月14日豊橋公園定例観察会
画像は下見の時の物です。
*ブログでですが、非公式ですが、今までここで定例観察会をしてきたので、豊橋公園および周辺地域の魅力や特色などについて随時まとめのような編集記事を出せたらいいのではと今朝、ハタと思い浮かびました。
あくまでも個人のブログででの、出来うる範囲になります。近所のまとめもやらないといけないしね・・・。まあ、定例続けてきた意義というのかをここで取りまとめるのを微力ながらやってみてもいいのではないかと、あくまでも「非公式」ですが;
5月のテーマは、「河畔林まで歩こう~気になる外来種ヤセウツボ捜査~」
今回は公園から少し外へ出て河畔林まで歩く途中、2年前に侵出が確認された外来種ヤセウツボがどこまでやって来ているかを見ましょう、というものでした。
・・・ところが、新たに気になってやっかいな外来種が登場!!まずはこちらを知ってもらわなくては!!
それが先の記事にも出ました、メリケントキンソウ。
参加される皆様の身近な公園や学校の運動場(芝地に出やすい)などにも現れているかも知れず、棘は危険でやっかいなのでまず先に案内でした。もう実が出来ているものもありました。びっしり広がる前に抜くなどすれば、まだ防げる手だてはあります。
実際豊川の小学校では、PTAのお母さん達が総力で駆除したそうです!!(Nさんのお話しより。これは素晴らしい!!)
そして、いよいよ河畔林途中の広い草原へと向かいます。
いた!捜査対象のヤセウツボ!!2015年の時よりも、範囲を広げてコース手前側まで来ていました。
この外来植物は、明治時代頃にやはり外来で来たシロツメクサ、ムラサキツメクサなどの根に寄生して増えます。実際に会員のTさんが根を掘ってその様子を見せてくれました。
シロツメクサなどのマメ科の他にも寄生し、特に牧草に寄生するとかなりのダメージを牧草が受けるようで問題視されているようです。
寄生元のシロツメクサ、ムラサキツメクサです。今回このツメクサ達、摘み取ってもらってOKと話しました。希少な在来植物などは採取はNGですが、こういった植物は少々の採取で滅んだりはしないのでね。
さて、コースではもう一つ、やっかいな外来植物の代表格となってしまったオオキンケイギクもありました。特定外来種として、栽培などが禁止されていることをお話しし、Tさんはじめ皆さんが抜く作業開始。一帯のオオキンケイギク抜き取りが、まずはすべて終了。多分これだけではまた復活するのかも知れませんが、皆さん、ありがとうございました。
(人様の地所ではやるとトラブルになるので行わないでください;;)
綺麗だから~と植えて、問題になったら抜き取ればいいじゃん、と言っても、いざ、一旦広がったら駆除は途方もなく大変です。実際、近所でその場所あって、大変です→後日記事で書くことでしょう・・・。
下見の時は、こんな風に多肉植物が捨ててあったり・・・。皆持ち帰って一部玄関の鉢にありますが。
当日は外来種について、安易に外に出さない、広げないで欲しいと環境省のサイトに載っていた文を元にお話ししました。
外来種ばかりではなく、在来のチガヤ、そしてスイカズラやノイバラの花が咲き、ヒゲナガガが見られたり、ベニシジミが飛んでいたり虫たちも活動し始め、参加された子ども達がクロベンケイガニ捕りに夢中でした(後で元の場所に戻していました)。
公園では渡り途中のメボソムシクイの囀り、河畔林ではキビタキの囀りが聞こえました。
コースの川沿いにはこのようなエノキの大木があります。多くが伐採されていて残念です。夏になればゴマダラチョウが飛び交うことでしょう。
参加者人数もまずまずの多さで、お子さん連れの参加の方もありました。カニや虫捕りに夢中な少年達、お花を一杯摘んで満足だったかな?な小さな男の子の姿もありました。
今回伝えたいこと(外来種問題など)が伝わったかな、と思えた観察会でした。
おまけ(下見の時しか見れなかったもの)
キツネアザミがありました。
セイヨウタンポポにいたカメムシの仲間。ヒメジュウジナガカメムシの様です。
今回も参加者の皆様、協力いただいた会員の皆様、ありがとうございました。
6月はお休み、7月の開催になります。
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