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2016年12月11日豊橋公園定例観察会

先月はお休みした豊橋公園定例観察会、12月は担当として出ることが出来ました。

画像は下見の時のものです。

この時期、冬と言うこともあって今まで参加者は少なめだったのですが、今回もお子さん連れの参加が割と沢山ありました!わわ、嬉しいな~。

今年の最後の定例観察会のテーマは、「虫たちの冬越し・公園の歴史探しをしよう」。

4月の時行ったようにビンゴ形式の資料を作ってみました。

では、

花の準備

挨拶して公園内を巡る観察スタート。今年も気の早いシナマンサクの花芽から黄色い花弁が覗いています。そんな様子を話していたら、お子さんに熱心に開設の内容を伝えているお母さんの姿がありました!園路をはさんでのマンサクの方はまだ固い花芽。種がはじけた実の様子もみてもらいました。

紅葉・黄葉

Photo

12月3日の下見の時のナンキンハゼの様子。この頃はまだこんな感じでしたが、11日にはすっかり葉が落ちてしまっていました。しかしイロハモミジは丁度良い感じの色づきになっていました。

戦争遺跡

市役所側入り口の、かつての兵舎の名残である門と兵士の見張り場を見ました。見張り場にはかつて兵隊が目を光らせて立っていたのですが、この日はドロバチの仲間の巣の跡があるのを発見。今では虫たちが時に利用する平和な場所に。

冬の綿毛

テイカカズラの綿毛の様子、はじけていたのはほんの小さな鞘、ですので鞘の一つを切り開いて中に綿毛の並ぶ様を見てもらいました。

石垣の印

ここで豊川に降りる石段手前で吉田城の石垣の印を見てもらう、、のだけれど、当日は冷たい風が吹き付けて寒い!手短な解説となってしまいました。でも3つくらい見ることができたね。

Photo_2

虫たちはどこに?

さて、テーマの一つである虫たちはどこにいるのでしょう??実は公園の樹木に掛けられている名札プレート(木製)をめくると、結構色んな虫が隠れていたりすることが分かります。今回もそんな様子を見ることができました。小さなカタツムリたちが群れになって冬越ししている姿もあったし、冬なのに、生き残ったスズメバチの女王様も飛んでいたりしましたね。

豊橋の巨木3つ

今回観察会で見た巨木は、

なんと言っても吉田城櫓とセットになっているイスノキ→実の形を見ると、最初に見たマンサクと同じ仲間なんだよ~、と言うのが分かるでしょう?虫こぶの笛の音色も聴けましたね!

市の中では一番大きなケヤキの木。

そして美術館後ろにあるハナキササゲ。大きな鞘が残っていたし、メジロの巣も見ることができました。落ちていた葉っぱは大きい!お面にしていた子もいたね。

そして、、、

観察会のフィナーレとして。

 

Photo_3

ヒイラギの花

今年も満開で、良い香りが漂っていました。そこで今日のまとめ。あ、そうですそうです、

鳥の話題

丁度この日、鳥インフルエンザの影響で東山動物園が閉園になってしまったのでしたね。そんな中、この鳥インフルエンザ予防のための、野鳥にどう接したらいいのかについての解説もHさんからありました。また鳥の羽の仕組みについて、落ち葉を使って説明もありました。ちなみに鳥にむやみに接触しなければ、人には罹りにくいとのことと、糞から感染すること、鳥の死体などには素手では触らないことなどの注意もありました。

この日、公園周辺で見られた鳥についてAさん持参の写真本などで確認できました。本には載っていなかったけれど、豊川でカンムリカイツブリも見られましたね。

このほかにもツバキの花の様子を子ども達に解体させて見せたり、イスノキの虫こぶでの演奏、オオイタビの花持参などNさんの協力や、
いつも虫について詳しいKさん、KHさん、歴史について詳しく教えていただいたMさん、そして受付でいつもお世話になっているSさん、事務局Kさんなど、様々な会員の方々の協力が今回もあり、今回も和やかに観察会を終えることが出来ました。

身近なみんなが訪れる豊橋公園から、自然観察の入り口が広がればいいなぁ、といつも思っています。

参加者の皆様、会員の皆様、今年もいろいろありがとうございました!!









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